超特大「2尺玉」花火に祈り込め、土石流災害の犠牲者追悼 

熱海湾で10月30日夜、熱海海上花火大会シリーズが約4カ月ぶりに再開した。熱海市では夏の花火シーズンを前に伊豆山地区で大規模な土石流災害が発生。コロナの緊急事態宣言もあり、民間花火製造会社イケブンが企画した前週の臨時花火大会を除いては6月6日以来の打ち上げとなった。
今回は熱海市観光協会が主催し、通常のプログラムを一部変更。開始前に齋藤栄市長が被災犠牲者に哀悼の言葉を述べ、全員で1分間の黙とう。恒例のカウントダウンに変え、追悼の想いを込めて超特大の「2尺玉」(直径約60センチ)を打ち上げた。開花直系は約500メートル。大輪の花の端は海面に及び、8000人(主催者発表)の観客を魅了した。2尺玉は例年、8月の最終週に熱海市ホテル旅館協同組合が年に1度だけ打ち上げてきた。
次回の熱海会場花火大会は11月7日に開催する。
(熱海ネット新聞)

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