熱海土石流で百条委設置 稲村委員長年「年度内に原因の結論目指す」

熱海市伊豆山で発生した土石流被害をめぐり、11月5日、市議会の臨時会が開かれ、土石流の原因を究明するため、法律に基づく強い調査権を持つ「百条委員会」の設置を全会一致で決めた。全15議員で構成し、休憩中に第1回委員会を開き、委員長に稲村千尋議員、副委員長に田中秀宝議員を選出した。
百条委員会では、盛り土を造成した不動産会社の関係者や今の土地所有者、それに市や県の当時の担当者などに直接、証言を求めたり、関係する資料の開示を要請したりして、盛り土の造成のいきさつを調査。土石流の原因を究明する。

稲村千尋市議

稲村委員長は「これまでの市の説明は不十分だ。市や県がどのように法令無視の盛り土を造成した会社や今の土地所有者に対応してきたのか。関係者に聞き取って、年度内にある程度、(原因の結論)をはっきりさせていきたい」と述べた。
(熱海ネット新聞)

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 2023-8-23

    熱海海上花火大会に1万2千人、手荷物預かり場に長い列

    熱海海上花火大会の夏季シリーズ第5弾が8月22日夜、熱海湾であり、1万2千人(主催者発表)が…
  2. 2023-8-21

    被災地を照らす大輪の花火 伊豆山港で海上花火大会

    熱海市の伊豆山港で8月20日、伊豆山温泉海上花火大会が開催された。午後8時20分から35分ま…
  3. 2023-8-17

    お盆の夜焦がす網代温泉海上花火大会 去り行く夏惜しむ

    熱海市の網代湾で8月16日午後8時30分から、網代温泉海上花火大会(同温泉観光協会主催)が開…
  4. 2023-8-17

    熱海市で「百八体流灯祭•送り火」長浜海岸に110基のかがり火

    熱海市のお盆の伝統行事「百八体流灯祭」(多賀観光協会主催)が8月16日夜、多賀地区の長浜海岸…
ページ上部へ戻る