熱海市の今宮神社で11月28日、「今宮えびす市」が開かれ、地域の安全と商売繁盛を願った。昭和の時代までは毎年2月に実施され、住民に親しまれていたが、高齢化と少子化が進み、平成の時代を迎えるとともに休止が続いた。しかし、コロナ禍の地域づくりの一環として昨年、30年ぶりに西部地区町内会長連合会が復活させた。
境内では、懐かしい駄菓子などの模擬店やクスノキを使ったハンドメイド作品の展示販売。社務所では「学生服リスタートの輪」と銘打ってタンスに眠り、使わなくなった地元校区の第二小と熱海中の制服やブラウスを募集。クリーニングを施した上で千円~500円で販売した。環境と家計の負担軽減を図ろうと初企画した。これらの売り上げは全て伊豆山土石流の義援金に寄付する。
また、防災や暮らしの困りごと相談コーナを設け、市議も務める泉明寺みずほ宮司や、地元の米山秀夫市議らが聞き取り、アドバイスを送った。実行委員長を務めた同連合会の山崎登史会長は「コロナが収束し、多くの人に集まってもらえた。今後も恒例行事として続けていきたい」と話した。
(熱海ネット新聞)
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