熱海土石流で熱海署、殺人容疑の告訴状受理 未必の故意捜査へ

熱海市伊豆山で26人が死亡、1人が行方不明になっている土石流災害で、静岡県警熱海署は12月6日、土石流の起点となった盛り土がされた土地の現旧所有者の男性2人について、殺人容疑での告訴状を受理した。告訴されたのは2011年まで土地を所有していた神奈川県小田原市の不動産管理会社の元代表(71)と現在の土地所有者の男性(85)。告訴人は犠牲者6人の遺族5人。
告訴状では、前所有者の不動産会社元代表は盛り土の流出で下流域の住民が死亡する恐れが大きいと認識しながら、防災措置を施さないまま、熱海市による土砂搬入の中止要請を無視して土砂の搬入を続けた。現所有者の男性も同様に認識しながら放置したとし、逢初川の下流の住民の死亡を容認する「未必の故意」があったとしている。未必の故意があったと立証できるかどうかが立件のポイントとなる。
(熱海ネット新聞)

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 2023-8-23

    熱海海上花火大会に1万2千人、手荷物預かり場に長い列

    熱海海上花火大会の夏季シリーズ第5弾が8月22日夜、熱海湾であり、1万2千人(主催者発表)が…
  2. 2023-8-21

    被災地を照らす大輪の花火 伊豆山港で海上花火大会

    熱海市の伊豆山港で8月20日、伊豆山温泉海上花火大会が開催された。午後8時20分から35分ま…
  3. 2023-8-17

    お盆の夜焦がす網代温泉海上花火大会 去り行く夏惜しむ

    熱海市の網代湾で8月16日午後8時30分から、網代温泉海上花火大会(同温泉観光協会主催)が開…
  4. 2023-8-17

    熱海市で「百八体流灯祭•送り火」長浜海岸に110基のかがり火

    熱海市のお盆の伝統行事「百八体流灯祭」(多賀観光協会主催)が8月16日夜、多賀地区の長浜海岸…
ページ上部へ戻る