県内の高校では最大規模を誇る静岡県立熱海高校ヨット部に今年も6人が入部した。これで3年生5人、2年生9人を加え、20人。入部したのは男子4人、女子2人で県内高校で一番の大所帯になったことから、新入女子部員の山下真由さんが同部創設初のマネジャーを務めることになった。
17日は多賀湾で同高ヨット部OB会(小山精一会長)、現役が参加して月1回レース形式で実戦練習を行う今年度初の「熱海フリートレース」が開かれ、新入部員たちは緊張した面持ちで先輩OB、OGにあいさつしたり、加藤文哉主将や顧問の先生3人からからインターハイなどで使用する420級(2人乗り)、シーホッパー級(1人乗り)の艇の説明を受けたりした。
熱海高ヨット部は、昭和26年に熱海らしいスポーツとして県内の高校で最初に発足。昭和39年の東京五輪では選手や役員を輩出した。しかし、新入部員が40人近くいた黄金期は昭和45年ごろまでで、生徒数の減少などから平成17年には総部員が2人まで減り、廃部の危機を迎えた。そこからOBたちが「名門の灯を消したくない」と立て直しを図り、近年はインターハイや国体に毎年選手を送り出している。2020年東京五輪を目標に第二の黄金期作りに学校、生徒、OBが一丸となって取り組んでいる。
◆新入部員
片山昇真(かたやま・しょうま)多賀中・水泳部=男子
川島洸之介(かわしま・こうのすけ)泉中・バドミントン部=男子
萩原拳一(はぎわら・けんいち)多賀中・パソコン部=男子
小川雄冬(おがわ・ゆうと)多賀中・卓球部=男子
ワッカール都杏(わっかーる・どあ)伊東市北中=女子
山下真由(やました・まゆ)伊東市対馬中・美術部=女子
(山下さんはマネジャーとして入部)
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