熱海市は26日、熱海梅園で恒例の梅の実の採取を行った。今年は例年と比べ、実は大きいものの、量が少ないため、ボランティアの手を借りず、市職員12人と業者5人で行った。
課外授業で第一小1年生43人が傘をさして見守る中、梅の木の下にブルーシートを広げ、竹ざおで枝葉を揺すって緑の実を振り落として集めた。収穫量は120キロで昨年(630キロ)を8割以上下回った。
熱海梅園には59種、472本の梅の木が植えられているが、梅干しなどに使える木は「白加賀」「長束」など132本の実梅。今年は裏年(1年おきに交代する現象)に加え、花の開花が2週間以上早く、梅の実が大きくなるのも早かったが、4、5月に強風が吹いて多くが落下したという。
収穫した実は市内の梅干し製造会社「東明」(岸幸宏社長)に販売され、「熱海梅園ブランド」の梅まんじゅうとして来年の梅まつり開催時期に市場に出る。今年は希少価値。
【過去10年の収穫量】
▼2007年(110㌔)△08年(350㌔)▼09年(209㌔)■10年(採取なし)△11年(455㌔)▼12年(425㌔)△13年(520㌔)▼14年(420㌔)△15年(630㌔)▼16年(120㌔)
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