【肉眼心眼】アジア圏とフランスから54人 熱海のホテルでインターンシップ

学校法人創志学園・東京経営短期大学と産学連携協定を締結している熱海温泉ホテル旅館協同組合(目黒俊男理事長)は、アジア各国から同学園グループ校に留学している学生のインターン(体験就業)受け入れを開始した。いずれも市内のホテル旅館への就職を希望しており、組合加盟の3つのホテル、旅館で数日から1カ月にわたり、計40人が接客の研修を行う。
このうち、月の栖 熱海聚楽ホテルでは8月1日からベトナム、中国、ミャンマーから通訳やマーケティングを学ぶ留学生の体験就業がスタート。先輩の客室係に一人ずつついて日本の旅館の接客を学んでいる。今月中にフランス人も含め計11人を受け入れる。熱海大観荘、エクシブ初島クラブでも実施している。
熱海市は全国ネットのテレビ番組で取り上げられることが増え、市内の宿泊客は右肩上がり。昨年は14年ぶりに年間宿泊者数が300万人を超え、308万人を記録した。しかし、宿泊施設で働く人が集まらず、繁忙期には予約を断る施設も出ており、グループ全体で3万4000人が学ぶ創志学園からの人材獲得に期待が寄せられている。
フランス国立大学院の学生も14人
またフランスからも現在、観光サービスなどを専攻するフランス国立大学院(グランゼコール)の学生が14人(男5、女9)。インターンに認められる特定活動ビザで在留し、1カ月の予定でホテルニューアカオや熱海後楽園ホテルなどで報酬を受けながら働き、きめ細かい日本の接客術を学んでいる。フランスでも東京に近く、日本屈指の温泉観光都市・熱海の名は広く知られているという。
2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、観光客を受け入れる市内のホテル、旅館にも着実に国際化の波が押し寄せている。
◆産学携協定 今年6月29日、観光立国を担う次代のサービス産業を支える人材の育成を目指す学校法人創志学園・東京経営短期大学(千葉県市川市)と手不足が続く熱海温泉ホテル旅館協同組合が締結。熱海でのインターンシップ、就職支援に取り組むこを確認。就職説明会も開催。同大学の客員教授を務める月の栖熱海聚楽ホテル・森田金清社長が仲立ちした。
◆学校法人創志学園 東京経営短期大学 をはじめ、環太平洋大学(神戸)、国際ビジネスカレッジ専門学校などグループ全体で3万4000人が学ぶ。本部は神戸市

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