【文化】熱海湾の「月の道」から登場 14、15日に「あたみ海辺の薪能」

「あたみ湯ったりアートフェスティバル」の一環で、満月を迎える10月14、15日に熱海サンビーチで開催する「あたみ海辺の薪能」に向けた記者会見が7日、熱海市役所であった。会見にはMOA美術館の内田篤呉館長と室生流能楽師・辰巳万次郎さんが出席。内田館長は「リニューアル工事のため、31年続いた(8月の)薪能が今年は開催できなかった。今回はこのような形で文化都市熱海に貢献したい」と話し、辰巳さんは「新作能舞の『海』『月』では海から登場し、月の道を通って砂浜で舞うという過去の歴史に例がない演出が施されている。どうやって現れるか、サプライズをお楽しみください」と続けた。
満月の下で海辺の能・常磐津は本邦初公開
美しい月を背景に海辺の特設舞台で優雅に能、常磐津を披露するのは日本で初めて。上演するのは、14日が熱海の森羅万象に捧ぐ能舞「海」、常磐津「夕月船頭」、宝生流の能「高砂」。15日が熱海の森羅万象に捧ぐ能舞「海」、長唄一調一管「月と海と」、素浄瑠璃「乗合船恵方万歳」、半能「融」。両日とも午後4時半にオープニングセレモニーを行い、熱海芸妓が常磐津「熱海名所」「瀬音」「晒女」を披露。たいまつで舞台袖に明かりをともす火入れの儀、邦楽演奏に続いて、薪能が始まる。熱海で踊り、常盤津を指導する花柳あらた師匠、文字兵衛師匠も参加する。
またオープニングアクトでフラダンスチームや多賀中吹奏楽部、熱海高エイサーブなどが出演、市内飲食3団体が飲食ブースを設ける。協賛ゲスト用のイス席を除き、無料で鑑賞できる。雨天中止。問い合わせ及びオープニングアクト出演希望者はMOA美術館☎0557-84-2520へ。
◆主催 あたみ海辺の薪能実行委員会、MOA美術館
写真=室生流能楽師・辰巳万次郎さん(左)と内田篤呉MOA美術館館長
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