熱海サンビーチで2日間に渡り開催された「あたみ海辺の薪能 熱海の森羅万象に捧ぐ」が15日、開幕した。最終日はきれいに晴れ渡り、能楽師の辰巳万次郎さんが鮮やかな「月の道」を通って船で登場。前夜とは演目を替え、新作「月」を粛々と演じた。夜空に浮かぶ満月を背景に潮騒とともに鑑賞する幽玄の世界。日が沈み、刻々と深い青色に変わる神秘的な空と海。すべてがため息の出るような美しさで来場者を感動させた。
薪能はMOA美術館で31年間、毎年8月に開いてきたが、今年は美術館が閉館中のため、実行委を作り、初めて海辺で開催した。
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