第20回伊豆文学賞の最終審査会が1月10日、熱海市のホテルニューアカオであった。静岡県に縁のある村松友視さん(直木賞受賞)、嵐山光三郎さん(読売文学賞受賞)、太田治子さん(坪田譲治文学賞受賞)が出席し、23都県と海外2カ国から応募があった小説・随筆・紀行213編の中から最終選考に残った10作品について意見を交換。最優秀作品1点(賞金100万円)、優秀賞1点(賞金20万円)、佳作2点(賞金5万円)を選んだ。結果は11日に発表される。
◆村松友視さんの話 今回が20回目の節目の年というところに意味がある。賞が定着し、質の高い、実力のある作品がそろった。静岡、伊豆を描いた内容が成熟している。
◆伊豆文学賞 文学のふるさと伊豆をはじめとする静岡県内の自然や地名、行事、人物、歴史などを題材とした文学作品を公募。川端康成の「伊豆の踊子」や井上靖の「しろばんば」に続く新たな文学作品や人材を見いだそうと1997年から毎年開催。
◆主催 静岡県、伊豆文学フェスティバル実行委員会。
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