【会見】「鍵盤の女王」マルタ・アルゲリッチ、来月熱海で特別ピアノコンサート

20世紀および21世紀世界最高のピアニストの一人と称されるマルタ・アルゲリッチさんによる「アルゲリッチ&伊藤京子スペシャルコンサート」(岡田茂吉美術文化財団主催)が5月24日に熱海市のMOA美術館・能楽堂で開かれる。リニューアルオープンを記念した特別コンサートで4月4日、同美術館で協演する伊藤京子さんが会見した。
「アルゲリッチさんのコンサートは普段、2000人~3000人の大ホールで開くことが多いのですが、能楽堂(501席)での演奏は初めて。もともと、ヨーロッパでは社交界のサロンや教会、貴族の館などで行われていたもので、能楽堂はそれに近く、大変楽しみにしている。西洋とアジアを意識した演奏を堪能していただきたい」と述べた。

アルゲッチさんはアルゼンチン出身でショパン国際コンクールなど数々の国際コンクールで優勝。世界三大オーケストラのベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団など数々のオーケストラと協演し、「鍵盤の女王」と呼ばれる世界トップのピアニスト。東海地方での演奏は浜松市でのコンサート以来、14年ぶり。これまで数多くクラッシックコンサートを開催してきた同美術館だが、これほどのビッグネームは初めて。
今回のスペシャルコンサートでは、アルゲリッチさんは伊藤京子さんとモーツァルトの「アンダンテと5つの変奏曲 ト単調 K.501」、ラヴェルの「マ・メール・ロア」、ショパンの「ムーアの民謡風な歌による変奏曲 ニ長調」を協演。またアルゲリッチさんと桐朋学園(東京)の在学生4人による弦楽四重奏団カルテット・アマービレがシューマンの「ピアノ五重奏曲 変ホ長調」を奏でる。

◆20、21世紀世界最高のピアニスト 米国ワシントンの文化施設ケネディ・センターは昨年12月、優れた芸術家らに贈る第39回センター名誉賞にマルタ・アルゲリッチさんを選出。「20世紀および21世紀世界最高のピアニストの一人」が受賞理由。授賞式は、ホワイトハウスで行われ、オバマ大統領(当時)が称えた。グラミー賞も3回受賞。
◆別府アルゲリッチ音楽祭 アルゲリッチさんは1998年から熱海市の姉妹都市大分県別府市で「別府アルゲリッチ音楽祭」の総監督を務める。19回目となる今年は5月17日に大分市・いいちこグランシアタで世界的指揮者の小澤征爾と協演。総合プロデューサー伊藤京子さん。例年は都内でもコンサートを開くが、今年はMOA美術館のリニューアルオープンと熱海市の市制80周年が重なり、熱海市でのスペシャルコンサートが実現。
◆入場料は全席指定で3万円。問い合わせは同美術館☎0557-84-2500へ。

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