姫の沢公園で日本三大桜の一つ「三春滝桜」の枝から接ぎ木した4本の紅しだれ桜が満開を迎え、来訪者の目を楽しませている。平成元年に熱海市観光協会と姉妹提携している磐梯熱海温泉観光協会から梅の苗木との交換で熱海市にプレゼントされたベニシダレザクラで、市が滝桜から接ぎ木した苗木(当時約1・5m)を同公園中腹の青少年広場に植樹して育ててきた。本家「三春滝桜」は毎年4月下旬に見ごろを迎えるが、温暖な熱海は2週間ほど先に咲く。4月14日は、三春町の出身で現在湯河原町に住む男性が観賞に訪れていた。数年前に偶然故郷の桜を見つけ、それからは毎年、散歩がてらに訪れるという。
広場はアスレチックコース上に位置し、晴れた日は昼食を楽しむ家族らでにぎわう。上空には珍しいトリ、いやヘリも見ることができた。
(熱海ネット新聞)
同公園では、4月16日午前10時から第2回熱海・姫の沢公園トレイルラン大会(日本スポーツコミュニケーション協会主催)が開かれる。日金山ハイキングコースとアスレチックコースの一部を使い、1周5・5キロ、高低差300メートル。1周(ファミリー)~4周(ロング)の4種目に320人が出場する。
◆三春滝桜(みはるたきざくら)
福島県三春町の樹齢推定1000年超の紅しだれ桜。日本三大桜の一つに数えられ、大正11年に国の天然記念物。四方に広げた枝から薄紅の花が流れ落ちる滝のように咲き匂うことからこの名が付けられた。
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