熱海市と函南町にまたがる十国峠ケーブルカーの線路際や「十国登り口駅」入り口横でツツジに続いて、サツキも見ごろに入った。サツキは、ツツジよりも小ぶりなツツジ科の植物で5月中旬から咲き出す。ケーブルカーを運行する伊豆箱根鉄道によると、ツツジとサツキの共演は今週末から来週が最高の見頃だという。ピンクと赤のサツキを白のツツジが引き立て、訪れる行楽客の目を楽しませている。
ケーブルカーは、十国峠レストハウス2階にある「十国登り口駅」と展望台のある山頂の「十国峠駅」を316mで結ぶ。約3分で到着する頂上から十国五島が展望できることから「十国峠」と名付けられた。晴れ渡った日は富士山や南アルプス、駿河湾はもとより湘南海岸や三浦半島、横浜、東京まで一望できる。
(熱海ネット新聞=5月18日撮影)
◆十国峠 昔の国名で「伊豆」「駿河」「遠江」「甲斐」「信濃」「相模」「武蔵」「上総」「下総」「安房」の十の国がここから見渡せたことに由来。現在の静岡県・山梨県・長野県・神奈川県・東京都・千葉県。
問い合わせ☎0557-81-6895(箱根 十国峠ケーブルカー)
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