【文化】世界ジオパーク認定、現地調査行程決定 熱海市は7月27日

伊豆半島ジオパーク推進委員会は6月28日、伊豆市の修善寺総合会館で2017年度の総会を開き、7月25日~27日に行われる世界ジオパーク認定に向けた現地調査の行程を明らかにした。3日間かけて、伊豆半島を反時計回りに移動しながらジオサイト11カ所を含む16カ所を視察する。熱海市は最終日の27日で玄岳などを視察した後、市内のホテルで夕食会を開き、最終アピールする。審査委員は、アジア太平洋ジオネットワーク(APGN)コーディネーターのイブラヒム・コモー氏(マレーシアとハツェグ・カントリー恐竜ジオパークの地質学者アレクサンドル・アンドラサヌ(ルーマニア)の2人。
今回の行程は、2年前の現地審査の行程を踏襲しつつ、「火山孤同士が現在進行形で衝突している珍しい場所」という地質の国際的価値をアピールすることに重点を置き、丹那断層を審査先に加えた。
現地審査後は9月に中国で開かれるユネスコ(国連教育科学文化機構)の世界ジオパーク評議会で審査され、「受諾」「保留」「却下」いずれかの勧告が下される。
受諾となった場合、2018年春に開催されるユネスコ執行委員会で認定の可否が決まる。
【審査行程】
7月25日=ジオリア、わさび沢(伊豆市)、堂ヶ島、一色枕状溶岩(西伊豆町)
7月26日=松崎町歩き(松崎町)、子浦、南伊豆町VC(南伊豆町)、鍋田浜、下田市街地(下田市)、伊豆急ジオトレイン
7月27日呉=大室山、城ヶ崎海岸、ジオテラス伊東(伊東市)、玄岳、断層公園、火雷神社(函南)、夕食会(熱海市)

(熱海ネット新聞)


国際会議「ユネスコ(国連教育科学文化機関)世界ジオパーク国際会議」(昨年9月)

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 2023-8-23

    熱海海上花火大会に1万2千人、手荷物預かり場に長い列

    熱海海上花火大会の夏季シリーズ第5弾が8月22日夜、熱海湾であり、1万2千人(主催者発表)が…
  2. 2023-8-21

    被災地を照らす大輪の花火 伊豆山港で海上花火大会

    熱海市の伊豆山港で8月20日、伊豆山温泉海上花火大会が開催された。午後8時20分から35分ま…
  3. 2023-8-17

    お盆の夜焦がす網代温泉海上花火大会 去り行く夏惜しむ

    熱海市の網代湾で8月16日午後8時30分から、網代温泉海上花火大会(同温泉観光協会主催)が開…
  4. 2023-8-17

    熱海市で「百八体流灯祭•送り火」長浜海岸に110基のかがり火

    熱海市のお盆の伝統行事「百八体流灯祭」(多賀観光協会主催)が8月16日夜、多賀地区の長浜海岸…
ページ上部へ戻る