小池百合子東京都知事の側近で、熱海市に別荘を構える若狭勝衆院議員(無所属)は8月7日、国会内で記者会見し、「有権者は自民でも民進でもない政党の存在を求めている。二大政党が必要」と話し、次期衆院選を見据えて政治団体「日本ファーストの会」を7月13日付で設立したと発表した。新党の結成に向けたもので候補者確保のため、政治塾「輝照塾(きしょうじゅく)」も発足させ、9月16日の初回会合の講師には小池氏を招く。小池氏が事実上率いる地域政党「都民ファーストの会」と連携し、政党として年内の国政進出を目指す。
小池氏は同日、「国政は若狭氏に任せている。(若狭氏とは)改革の思いを共有している。国政で活躍されることを願っている」と期待を寄せた。
民進離党の細野豪志氏も合流へ
若狭氏は、6日のテレビ番組で、民進党から離党する意向を表明し、熱海市にも多くの支持者を持つ細野豪志元環境相らと今後の連携に向けて協議する意向を示したほか、参加が見込まれる現職の国会議員についても、「(政党となるのに必要な)5人以上はいる」と述べた。
日本ファーストの会の設立で、自民、民進は浮足立っており、与党内では「いっそ傷が浅いうちに」と早期解散論が強まっている。熱海市にかかわるプレーヤーが多く、目が離せない。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
◆豪華布陣 若狭、細野両氏のほか、松沢成文参院議員、民進党を除籍された長島昭久衆院議員、日本維新の会を除名された渡辺喜美参院議員。また齊藤栄市長が就任前に政策秘書を務め、民進党に離党届を出した藤末健三参院議員(政調会長代理)の名もささやかれている。
写真=若狭勝氏のfbより
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