熱海市の伊豆山神社で仲秋の名月の10月4日、「十五夜祭」があり、第66回「源実朝をしのぶ仲秋の名月伊豆山歌会」が開かれた。神事の前に今年8月5日に急逝した原口尚文(ひさのり)宮司(享年63)に黙とうをささげた。続いて長男の原口靖巨(やすなお)権禰宜(ごんねぎ)が祝詞を奏上し、参列者が玉串を捧げた。
引き続き、第66回「源実朝をしのぶ仲秋の名月伊豆山歌会」の献歌があり、雲間から時折、満月が差す中、現代歌壇を代表する歌人の永田和宏氏、今野寿美さん、中川佐和子さん、佐佐木頼綱氏が献歌句を朗詠し、およそ150人の参拝者が情緒ある光景に見入った。ジュニア部門で天位を射止めた吉田涼乃さん(網代小6年)、渡辺晴人君(熱海中1年)、高坂徠君(泉小5)、澤田卓馬君(熱海中3)も厳かに歌を詠みあげた。
「箱根路を我が越え来れば伊豆の海や沖の小島に波のよる見ゆ」の一首で知られる、鎌倉三代将軍で伊豆山神社にゆかりの深い歌人「源実朝」を偲ぶ、毎年恒例の行事。
(熱海ネット新聞)
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