動画…能「羽衣」
熱海市制80周年記念「熱海芸術祭」が10月7日開幕し、熱海サンビーチの特設舞台でオープニングイベント「舞踊・常磐津・囃子(はやし)と月の道薪能―熱海の森羅万象に捧ぐ」が開かれた。新作能「熱海の森羅万象に捧げる 月の道」では、能楽師・辰巳万次郎さんシテを務め、おぼろ月が海面を照らす「月の道」を通って船で登場。ゆっくりと舞台に降り立ち、熱海の自然の美しさを讃える舞いを披露した。篝火(かがりび)がたかれた会場には、熱海湾の潮騒とともに「ヨー、ポン」の掛け声や鼓(つづみ)音が響き、3600人を幽玄の世界に誘った。
“海辺の薪能”は昨年に続いて2回目。来宮神社の雨宮盛克宮司の舞台お祓いの儀、火入れ式に続いて熱海芸妓(げいぎ)の舞踊や長唄、常磐津「四季の山姥」、能「羽衣」も披露され、齊藤栄熱海市長の誘いで鑑賞に訪れた小野達也伊東市長も熱心に見入っていた。
(熱海ネット新聞)
■主催=あたみ月の道薪能実行委員会、MOA美術館
■観衆 3600人=有料席5千円・500席(満席)含む
■演目
舞踊/熱海芸妓置屋連合組合
長唄/一調一管「仙境」
舞踊/常磐津「四季の山姥」
能/「羽衣」宝生流
能舞/「月の道」辰巳満次郎
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