今年は11月1日が十三夜。秋の名月の鑑賞と言えば、十五夜(旧暦8月15日)が有名だが、日本では古来より十三夜(旧暦9月13日)とセットで祝う風習がある。十五夜の夜は曇ったり雨が降ったりで月が見えないことが多いが、「十三夜に曇りなし」と言われるほど、十三夜の夜はスッキリ晴れることが多い。熱海でもご覧のようなほんのり切ない月が上空に浮かんだ。
「十三夜」は名残の月とも呼ばれ、仲秋の名月(今年は10月4日)から一月遅れの、満月の2日前をいい、日本独特のお月見。この月は樋口一葉の小説や、さだまさしが作詞作曲し、鈴木雅之が歌うバラードにも切なく描かれており、心の琴線に触れる。
近年、熱海市では「月」を観光コンテンツに取り入れるホテル、旅館が増え、伊豆山の「ATAMI せかいえ」では11月3日に新棟「ATAMI せかいえ 月の道」を開業する。
(熱海ネット新聞・天体取材班)
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