【編集室】小嵐町の住宅火災 広がる支援の輪、市民が住宅や布団を提供

熱海市小嵐町の住宅密集地で10日に発生した火災被災者の生活再建に向け、市民が住宅や布団の提供を申し出るなど、市内各地で支援の輪が広がっている。
田中秀宝市議によれば、熱海市昭和町の藤原造園から賃貸アパート、同清水町の安良喜ふとん店から寝具の一時提供の申し出があったという。市はがれきの処理について、エコ・プラント姫の沢に持ち込めば、無料で処理する方針を示しているが、私有地のがれき撤去・運搬の費用は個人負担となることから、市議会では、市に撤去費用の一部負担を要望するとともに熱海市建設業協会へ協力を要請している。
■罹災(りさい)証明書の申請受付中
当初、半焼とみていた1棟が11日の熱海署と市消防本部の実況見分の結果、全焼に変更され、全焼は計7棟となった。市消防では11日に被災住民が市の支援などを受けるのに必要な罹災(りさい)証明書の申請説明会を開催。12日現在で3世帯から申請があるというが、残りの世帯にも早期の申請を呼びかけている。一方で市営住宅の一時使用が規則上の理由等で遅れていることから、川口健市議会議長は13日の議会運営委員会で「事務的にならないよう、心をこめて対応してほしい」と市当局に注文を付けた。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
写真=市議会議員運営委員会(12月13日、市役所)


12月10日

12月11日

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