全国高校駅伝は12月24日、京都市の西京極陸上競技場発着のコースで行われ、男子(7区間、42.195キロ)は20年連続20度目出場の佐久長聖(長野)が2時間2分44秒で、9年ぶり2度目の優勝を果たした。2連覇を狙った倉敷(岡山)は2位だった。
佐久長聖は6区で1年生の鈴木芽吹(めぶき)=熱海市立泉中出身=が区間賞の力走で13秒差で前を走っていた倉敷を逆転してトップに立ち、逆に18秒の差をつけ、栄冠を引き寄せた。小学生のときに箱根駅伝を観戦し、東海大のエースとして2区を走った佐久長聖出身の村澤明伸(日清食品グループ)と電車で偶然乗り合わせて、握手してもらい、それがきっかけで佐久長聖に入学したという。
■佐久長聖高・鈴木芽吹 それほど差がなかったので、落ち着いて走れた。逆転できる自信はあった。チームを引っ張っていける選手になりたい。
■熱海の貴公子 熱海市立泉中学時代は、3000メートルで県ランク1位。昨年12月のしずおか市町対抗駅伝では11区で区間賞。今年1月22日の全国都道府県対抗駅伝でも、中学生が走る3キロの2区に出場。10位でたすきを受け、6位にジャンプアップし、静岡県の5位入賞に貢献。
<総合成績>
1位 佐久長聖(長野) 2時間02分44秒
2位 倉敷(岡山) 2時間04分11秒
3位 仙台育英(宮城) 2時間04分59秒
4位 大分東明(大分) 2時間05分00秒
5位 一関学院(岩手) 2時間05分20秒
6位 浜松日体(静岡) 2時間05分22秒
7位 札幌山の手(北海道) 2時間05分25秒
8位 須磨学園(兵庫) 2時間05分32秒
9位 九州学院(熊本) 2時間05分36秒
10位 水城(茨城) 2時間06分05秒
<区間記録>
1区(10.0km)29分15秒 中谷 雄飛 (佐久長聖)
2区(3.0km)8分06秒 服部 凱杏 (佐久長聖)
3区(8.1075km)23分11秒 チャールズ ニジオカ(倉敷)
4区(8.0875km)23分28秒 本間 敬太 (佐久長聖)
5区(3.0km)8分41秒 小野 一貴 (倉敷)
6区(5.0km)14分20秒 鈴木 芽吹 (佐久長聖)
7区(5.0km)14分20秒 下舘 真樹 (一関学院)
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。