【経済】ビッグウエーブ到来 「DCキャンペーン」で熱海飛躍/賀詞交歓会


熱海商工会議所(内田進会頭)、熱海温泉ホテル旅館協同組合(目黒俊男理事長)、熱海市観光協会(中島幹雄会長)の経済・観光三団体は1月4日、熱海商工会議所で新年賀詞交歓会を開いた。齊藤栄市長をはじめ、川口健市議会議長、藤曲敬宏県議、奥田交治熱海署長など、市の行政、観光、経済団体と企業首脳など130人が一堂に会し、熱海のさらなる発展を誓い合った。
■今年から3年間JR6社による静岡DC
三団体を代表して当番幹事の目黒理事長があいさつに立ち、「今年から3年間JR6社によるディストネーションキャンペーン(DC)が静岡県を対象に始まる。熱海では今年4月~6月に毎月2回ずつ花火を打ち上げるなど様々な体験型観光イベントを企画している」と述べ、「2020年東京オリンピック・パラリンピックへ向け、安心安全のまち、ダイバーシティ宣言をした国際温泉観光都市として熱海を一段と飛躍させていく」と力を込めて話した。2年後の東京五輪へオール熱海でホップ、ステップ、ジャンプが開幕-。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■齊藤栄市長 V字回復にとどまらず、熱海の経済をさらに2段、3段高い所に持っていく。昨年11月にはA-bizのチーフアドバイザーに山﨑浩平氏を招き、着任から1カ月で91件のご相談をいただいた。今年6月28日からは熱海国際映画祭を開く。行政としては2の矢、3の矢を放ち、産業界を全力で支えていく。
■川口健議長 この正月、熱海駅や来宮神社に多くの観光客が訪れた。目につくのは若い観光客が増えたこと。これは大変喜ばしいが、その恩恵が市全体に、また夜の賑わいに行き届いていない。市議会としては、喫緊の課題である観光施策、観光推進に取り組み、熱海全体の繁栄に努めていく。
■藤曲敬宏県議 静岡県では、人口の流出が大きな課題になっているが、熱海市は違う。転入転出で一昨年は166名転入が上回り、県内で一番だった。昨年は浜松、磐田につ続く3位だが、361名転入の方が多かった。県立熱海高校では、この春67名が卒業し、43名が就職する。そのうち9名が熱海市内の企業。地元の人材確保、雇用は地域の活性につながる。大学生、高校生が熱海で働けるまちづくりに取り組んでいく。
■奥田交治署長 産業界の皆様のご協力で、熱海市は犯罪、交通事故が大幅に減少している。死亡事故ゼロは本日で769日、2年以上ゼロが続いている。泥棒などの犯罪は18%減でこれは静岡県のトップ。治安のことはお任せください、経済活動の方はよろしくお願いいたします。


奥田交治熱海署長が乾杯の音頭



熱海商工会議所

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