熱海市は1月17日、尾崎紅葉生誕150周年を記念した「尾崎紅葉祭」を起雲閣で開き、熱海市出身の女優二宮さよ子さんが市民有志とともに小説「金色夜叉(こんじきやしゃ)」の語り(朗読)を行った。生粋の”熱海っ娘”の二宮さんは「私一人で朗読するより、熱海の市民と一緒のほうが尾崎先生も喜ばれると思う」と市に提案。公募した熱海市民6人(近隣市含む)に昨年11月22日から文学座仕込みの発声法などのけいこを始め、東京都内で指導しているよみうりカルチャー朗読講座「二宮さよ子塾」の生徒6人と合同で演じた。二宮さんが寛一とお宮のセリフを感情をこめて語り、全員で貫一とお宮の別れの場面をぐ群読した。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
◼️二宮さよ子(にのみや・ さよこ=本名同じ)1948年6月、熱海市生まれ。女優、舞踊家。文学座出身。代表作品は五人の女、ふるあめりかに袖はぬらさじ、金色夜叉、牡丹燈篭、桜の園、杉村春子物語(以上舞台)江戸を斬る、遠山の金さん、座頭市(以上テレビ)など。実家は老舗とんかつ店「喜撰(きせん)」
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