熱海市は2018年度から市内小中学校のトイレの便器を和式から様式に順次取り換える。初年度は第一小と第二小で改修工事を実施する。これに伴い、市は当初予算に9900万円を計上した。3月8日の市議会一般質問で田中秀宝氏が「市単独で行うとのことだが、国庫補助金の交付申請をしないのか」とただした。
市当局は「文科省が所轄する学校施設交付金による助成金があることは承知しているが、静岡県教育委員会に相談したところ、全国的に申請数が多く、採択が難しいとのことで申請しなかった」と答弁。これに対し、田中氏は「県内でも申請した約半数16市町が採択されている。近隣では伊豆の国市が1小学校で2735万円の交付金をいただいている。本来もらえる補助金を得られなかったとしたら大きな損失ではないか」と指摘した。これに対し、市は「国の補正予算が編成されると当初の採択漏れの事業が優先されると聞き、来年度予算からはしっかりと活用していきたい」と述べた。
また田中氏は、9月の市長選に出馬表明している齋藤市長にあらためて立候補の意思を質し、市長は「すでに表明した通り、4選を目指して参りたい」と粛々と述べた。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
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