【経済】アワビの安定供給へ稚貝放流  5年後には食卓に/大熱海漁協

熱海の魚業資源を守っていこうと大熱海漁協(遠藤哲也組合長)は熱海港、伊豆山、横磯、上多賀、下多賀の5カ所にアワビの稚貝2万3000個を放流した。稚貝は体長3センチほどのクロアワビとメガイアワビ。熱海港では、大熱海漁協の組合員が漁船で錦ケ浦に移動。水深2~3メートルの岩場にアワビの稚貝がびっしりと付いた縦25センチ、横20センチのコンクリート製の板を、何度も潜って魚に食べられないように岩場のすき間などに置いた。3~4年で採取が可能な11センチほどに育つという。
いとう漁協網代支所もクロアワビ6500個、初島漁協でもクロアワビ8900個を放流した。3~4年で採取が可能な11センチ、5年後には5倍ほどの大きさに育ち、熱海を訪れる観光客や市民の食卓に並ぶ。稚貝は県漁協連合会温水利用研究センター沼津分場から購入した。放流は4月10日と11日に実施した。
(熱海ネット新聞)

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