熱海市のジャカランダ遊歩道で6月9日、初夏の風物詩「ATAMIジャカランダ・フェスティバル2018」が始まった。オープニングセレモニーでは齊藤栄市長、中島幹雄熱海市観光協会会長、川口健市議会議長、藤曲敬宏県議の挨拶に続いて、日本花の会主席研究員の和田博幸さんが紹介され、世界3大花木の一つ、ジャカランダへの思いなどを語った。
記念コンサートではジャズシンガーのmegさんが同フェスティバルのテーマ曲「Jacarandaの花のように」(作詞・湯川れい子、作曲・押尾コータロー」を披露。今フェスに合わせて開発したジャカランダの花の色の新ドリンク「バタフライピーティー」(熱海菓子工房 ニコリーフ)で乾杯し、開幕を祝った。
2014年6月に106本のジャカランダを新たに植栽し、市の新たな観光スポットとなった同遊歩道(プロムナード)では、5月末から続々開花。爽やかな青紫の花たちがブーケのように空間を彩り、観光客や市民を目を楽しませている。
今年は静岡ディスティネーションキャンペーン(DC)のプレキャンペーンとして行われ、遊歩道近くでは熱気球係留フライトのほか、車輪2個が付いたボードに乗って移動する「ミニセグウェイ」、底が透明で海中を見ることができる「シーカヤック」、家族連れら多人数で楽しめる「Eボート」などのイベント企画が展開されている。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■問い合わせ 熱海市観光協会0557-85-2222
■動画…45981BC6-4E7B-4BD0-9C17-48C29D07B425
■齊藤栄市長 ジャカランダ遊歩道は、実は難しい設定で完成した。海、初島を見せたいが、駐車場は隠したい。その難問を和田博幸さん(日本花の会主席研究員)がいろんな植栽の技術を使って生まれ変わらせてくれた。きょうから2週間、とくに土日は熱気球など、いろんなアトラクションもありますので、ぜひ熱海に来て観てほしい。
■中島幹雄熱海市観光協会会長 今年はジャカランダの開花が昨年より2週間ほど早く、最高の状態で開会式を迎えれることができた。GW明けからジャカランダ゙の問い合わせが多く、年々人気が高まっている。これも熱海花の会、シルバー人材センターの方々の日ごろの花の手入れのおかげだと感謝している。
■川口健市議会議長 熱海市は梅園の梅、糸川のあたみ桜、ブーゲンビリア、サンレモ公園のフジなど花の整備に力を入れている。花がきれいに咲くと訪れる人に心の余裕を与え、観光地としての熱海の価値も高める。ジャカランダフェスティバルを契機にさらに多くのお客様が熱海のファンになってもらえると確信している。
■藤曲敬宏県議 ジャカランダは大きく育ち、海外では”紫の桜”と呼ばれているそうです。漢字で書くと紫雲木。この時期、熱海が雲のように紫の花でいっぱいになり、市民、観光客にとっての憩いの場、癒しの場になることを祈念している。
■和田博幸・日本花の会主席研究員 実はジャカランダはまだよくわかっていないところが多い。仏を作って魂…ということわざがあるが、仏像をつくったのは私たちだが、魂を入れていただくのは市民の皆さま。それができれば、熱海は日本一、世界に名が通るリゾート地になると思う。
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