街中をシネコンにする熱海国際映画祭を終えたばかりの熱海市で7月3日、スナックを会場にしたジャズライブが開かれた。市内清水町の「ルージュ・アフター5」に集まる仲間たちが「スナックライブ」で熱海の夜のにぎわいを取り戻そうと企画。高崎市(群馬県)を拠点に活動する「タカサキ・シティバンド」を招き、20人余りの常連客がタケオ・リアルさんのピアノと犬塚悠太さんのテナーサックスが奏でるスイングジャズやR&B、スタンダードの名曲に聴き入った。
実は4年ぶりの”帰還ライブ”。同バンドを主宰するタケオ・リアルさんはバンドを立ち上げた当初、同店に飛び込みでミニライブを開き、その様子をフェイスブックなどのSNSで発信。”熱海ブランド”が追い風となって話題を集め、現在では首都圏の飲食店や地域活性化のイベントを中心に年間300本近いライブをこなす隠れた人気バンドに。今回は、そのお礼を込めて4日に下田市で開くライブの前日に立ち寄り、演奏した。メンバーは10人の構成だが、会場によって編成をアレンジし、PAエンジニアのミキサーもiPad(タブレッド型PC)でこなす進化も披露した。
熱海市では、七夕の7日夜にリオデジャネイロ(ブラジル)で活躍するヴォーカリスト「MAKO」さんらが中央町の「カフェ リディアン」でボサノバとサンバのライブを開く。こちらもJAPANライブツアーに熱海を組み込んで開催。日本、世界への発信地として熱海の存在が高まっている。
熱海市は人口一人あたりの飲食店の数が全国平均の5倍。スナックやカフェを活用した夜のにぎわい創出が進行している。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
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