佐藤勝海さん、総理大臣表彰を受賞 海上安全指導員で熱海の海難防止に貢献


2018年度安全功労者内閣総理大臣表彰を受けた熱海ヨットクラブ社長で海上安全指導員の佐藤勝海さん(74)=熱海市下多賀=が7月9日、市役所に齊藤栄市長を訪ね、受賞を報告した。
国民の安全に関し、顕著な功績があった個人、団体を表彰するもので、今年度は佐藤さんをはじめ10個人、団体15が受賞。7月6日に総理大臣官邸で表彰式があり、安倍晋三総理大臣から表彰状が授与された。海上保安庁枠(国土交通省)は毎年1人で静岡県内2人目で熱海市では初めて。
佐藤さんは1974年(昭和49年)に海上安全指導員に指名されて以来、約44年にわたり、ボランティアとしてプレジャーボート等の小型船舶を中心に安全指導を行うとともに、海難防止講習会などの事故防止に積極的に参画。延べ800回超安全パトロールを続、海洋レクレーションの発展に寄与してきたことが評価された。齊藤栄市長は「熱海は観光のプレジャーボート以外に初島もあり、市民の日常的な生活の足としてしても小型船舶は非常に大事。そのことに対する内閣総理大臣の表彰であり、熱海市にとっても大変の名誉」と述べた。
報告後、全国に1562人いる海上安全指導員の頂点に立った佐藤さんは「ボランティア活動の上で皆さんと一緒にやってきたことなので、皆さんと一緒にもらった感覚です。今後も地域の海難防止に取り組みたい」と語った。
関東小型船安全協会伊豆支部の西海尊志事務局長が同席した。
(熱海ネット新聞・松本洋二)

平成30年度安全功労者内閣総理大臣表彰受賞者
【個人】
上杉 義明(内閣府)
大久保榮志(警察庁)
清岡 幸子(内閣府)
佐藤 勝海(国土交通省)
谷口 喜好(警察庁)
西原 憲昭(警察庁)
前田 憲男(警察庁)
山田  修(警察庁)

表彰報告動画↓

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