台風12号による高波で釣り場に行くスロープやフェンスなどが流されるなどの被害を受け、営業を休止していた熱海港海釣り施設が8月11日から営業を再開した。施設内の仮復旧作業が完了し、途絶えていた電源も発電機を設置して復旧させ、お盆休暇前の営業再開に漕ぎ着けた。台風で移転していたトレーラーハウスの管理棟もナナハン岩壁に戻し、待ちわびた釣客が次々に訪れている。同施設を管理運営する「NPO法人SEA WEB」の安田和彦理事長は8月6日、熱海港の台風12号被害を視察した川勝平太静岡県知事と齊藤栄市長に早急な復旧支援を要請。県と市が熱海の観光に影響が出ないよう防波堤に土のうを積んだり、転落防止用の柵を設けるなどして仮復旧工事を行った。
今後、フェンスや電源配線の管理棟を設置する土台を再整備して完全復旧を目指す。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
▪️安田和彦理事長 夏休みは海釣り施設の書き入れ時でもあり、風評被害も心配だった。とくにお盆休暇は海釣りを楽しみしている人が多く、再開できてほっとしている。
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