プロレス界のレジェンド、谷津嘉章さんらがプロデュースする「まち元気プロレス」の「熱海市格闘技祭」(実行委員会主催)が12月2日に開催されることが決まり、熱海市役所で発表会見があった。
同プロレスは「まちを元気に! ひとを元気に!」をキャッチフレーズに今年7月に旗揚げ。これまで横須賀市や町田市などで地域の特色をいかしたご当地プロレスを開催してきた。
熱海市では、谷津さんやプロレスラーでミュージシャンの雷神矢口さん、ミスターポーゴの化身シマ・ポーゴさん、女子プロレスのテキーラ沙弥さんなど8試合を予定している。
谷津さんは日大の同窓である高橋幸雄市議と古くからの友人で日大の先輩、元横綱で名レスラーでもあった輪島大士さんと熱海市内で飲食を共にした。その輪島さんが10月8日に70歳で亡くなったことで熱海での追悼プロレスを思い立ったという。
「熱海ではホテルの特設リングで輪島さんと一緒にリングに上がった思い出がある。輪島さんは風光明媚で海の幸に恵まれた熱海が大好きで、プライベートでもよくいらしていた。当日は追悼テンカウントを計画している」と谷津さん。
試合前には、極真会山口道場(熱海市・伊東市)の演技や「ちびっ子プロレス教室」を開く。高橋市議は「プロレスのルールを知ることが、いじめの防止にもつながる。負けても立ち上がるレスラーの姿を通じて、子供たちに熱海プライドを植えつけたい」と開催の狙いを説明した。
試合は午後1時から同4時ごろまで。他のレジェンドレスラーの参戦も予定されており、対戦カードが決まり次第入場券の販売を発表する。
問い合わせは実行委員会・釼持洋祐さん<090ー9816ー8800>へ。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
🔸谷津嘉章 (やつ・よしあき)
1956年生まれ、群馬県出身。足利工大附属高でレスリングを始め、日大レスリング部時代に全日本選手権優勝。76年モントリール五輪にレスリング日本代表として参加。80年モスクワ五輪でも日本代表に選ばれたが、日本不参加で〝幻の金メダリスト〟の異名がついた。同年新日本プロレスに入団。藤波とのタッグでマジソン・スクエアガーデン(ニューヨーク)にも出場。全日本プロレス等数々の団体でタイトルを獲得。
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