西武ホールディングス(HD)傘下のプリンスホテル(東京都)がJR熱海駅近くの旧伊豆箱根バス熱海営業所跡地(同市春日町)にホテル開業を計画していることが10月17日、分かった。同社が市に提出した計画によると、計画しているホテルの開発面積は約1668平方メートル。鉄筋コンクリート地上8階建ての建物1棟や駐車場を整備する。客室数は125室。熱海駅から徒歩2〜3分の距離にあり、東京五輪パラリンピックの2020年度にも開業する見通し。
活況が続く熱海市では、熱海サンビーチ周辺の国道135号沿いでも2施設(熱海パールスターホテル 、ラビスタ熱海)、小嵐町で1施設(大手電鉄系)の開業計画が進んでおり、市外資本の宿泊施設新設の動きが相次いでいる。急増しているインバウンド(訪日外国人)やビジネスの需要を取り込むのが狙いだ。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
お宮の松前(熱海市東海岸町)の開業予定ホテル
🔸熱海パールスターホテル 100室全室スイートルームの熱海で初の5つ星クラスのリゾートホテル。建設が中断されていた大型商業ビル「auneATAMI(あうね熱海)」(旧つるやホテル跡地)を中国系ファンド会社が取得。約100億円かけてホテルに用途変更して2019年春に開業。
🔸ラビスタ熱海 同商業ビルの東京寄りの隣接地に共立メンテナンス(東京都千代田区)が地上18階、327室(3棟合計)の熱海最大級の複合型ホテルを建設予定。現在、地元3町内会へ説明会を行なっている。
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