毎月最終週の土日に起雲閣で「富士山世界文化遺産登録記念イベント お試しお座敷あそび」が開かれ、熱海芸妓と興じる「投扇興(とうせんきょう)」が人気を呼んでいる。
「投扇興」は江戸時代から受けつがれてきたみやびな遊びで、台の上に乗せられた的に扇子を当てて落とし点数を競う。点数は落ち方で違い、扇子と的が離れて落ちる「花散里(はなちるさと)」が3点、的に当たっただけの「ゆらり」の2点など27種類あり、最高は胡蝶(こちょう)の85点。いずれも百人一首に由来する。
初めての人でも分かるように芸妓置屋「寿大吉」の芸妓衆がやさしく教えてくれる。「投扇興」を体験できるのは祇園、浅草、神楽坂などごく少数で一見さんでも気軽に体験できるのは全国でも熱海だけという。
◇ルール 緋毛氈の中央に的を置き、投者2名が向かい合って扇子を交互に10回投げて、合計得点の高いほうが勝者となる。
問合せは寿大吉(0557-83-1716)へ。
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