【市政】熱海市長選:公開討論会詳報(2)熱海駅前広場の利活用

◇8月27日=MOA美術館能楽堂
◇出席者(抽選順) 斉藤栄氏(熱海市長) 田中秀宝氏(熱海市議) 森田金清氏(前熱海市観光協会会長)
◇司会=池田健三郎氏(経済評論家)

―熱海駅前広場について。

【田中】タクシーは降車に限り侵入を許可。マイクロバスは乗車のみ停車する。こうすれば駅ロータリー内の不便さは解消する。そのためにはマイクロバスの待機所が必要となるが、幸い、隣接する伊豆箱根バス営業所のところに空きスペースがあり、レンタルしてもいいと言っている。借用してもいいし、等価交換という方法もある。駐車場は最初の30分が無料というところに問題がある。降車のほかに買い物や食事に利用している人も多いと聞く。駐車場渋滞の一因にもなっており、無料はもっと短い時間に設定すべきだ。

【斉藤】現在1レーンのタクシー乗車場を2レーンに増やし、乗車、降車ともにも駅改札まで一番近い距離に改良している。10月までに完成の予定だ。タクシーの降車場を一般車ロータリー側に設置してほしいという要望もあるが、これは運用面での実証実験をして検討する。駅と駅ビルができあがるにはあと2-3年かかる。まだ不透明の部分があり、市民協議会などで協議を重ねていきたい。駅問題は皆様におしかりを受けているが、市民協議会や分野別の意見交換会などで話し合い、整備してきたことだ。

【森田】旅館ホテルのマイクロバスの苦情は私のところにも来ている。断わっておくが、今の形は旅館組合や観光協会側がお願いしたのではない。逆に旅館側は2台返上しているくらいだ。高齢者や障害者、お客様が雨に濡れないようにタクシーが改札口の近い所にあるのがユニバーサルデザイン。送迎バスはマクドナルド側だけにし、タクシーがロータリーに入って来られるように変えるべきだ。現在19台分ある駐車場を半分に減らし、マイクロバスを止める方法もある。田中さんが言うように伊豆箱根バスのところに実験的に置かせてもらうのも一考に値する。

 

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