【編集室】敗れはしたが、清々しさを残した田中秀宝氏

今回の市長選を取材していて、一つ印象に残ったことがある。観光都市熱海にふさわしい「クリーンな選挙」が続けられていたことだ。政治モラルの話ではない。「あたみ愛」と記されたエンジ色のTシャツを着た田中秀宝氏の選挙スタッフたちが、遊説先のどこにいっても居残り、チリトリとほうきを手に、周辺一帯を完璧なまでに掃除していたことだ。

スタッフが先乗りして街頭演説の準備をするのは当然だが、「後乗り」しての清掃など前代未聞。よほど候補者に求心力がなければできるものではない。

「立つ鳥跡を濁さず」の候補者は「敗軍の将、兵を語らず」。7日夜、、田中秀宝氏は自身のブログを通して支援者へこのように感謝の意を綴(つづ)っているので紹介する。

 

この度の選挙選におきまして、皆様からの絶大なご支援を頂き、熱海市の更なる発展と
熱海市民の生活向上の実現を目指し、この一戦にかけて、日夜努力して参りましたが、
残念ながら最良の結果を得るに至りませんでした。

短い選挙期間ではありましたが、私といたしましては、足を運ぶべきところは周り
主張すべきことは言いつくし、文字通り人事をつくして天命を待つ、といった具合でありました。
この間の支持者の方々の献身的なご努力には、ただただ頭の下がる思いでございます。

今後は一市民、一経営者として熱海市の為に、陰ながら力を注いで参る所存でございます。

今後とも、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

熱海 愛   田中 ひでたか

 

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