【文化】雲の隙間のお月さまに歓声 旧日向別邸で初めての観月会

世界遺産の建築家ブルーノ・タウトが設計し、日本で唯一現存する旧日向別邸(熱海の家)で7日夜、「観月会」が始まり、事前に予約した市民や観光客が参加した。
観月会は今年が初開催で「あたみ湯ったりアートフェスティバル」の一環として企画された。10月と11月の満月とその前後日に6日間開き、この日が初日。同邸(熱海の家)を維持管理するNPO法人日向家熱海別邸保存会が主催し、熱海市教育委員会生涯学習課が後援している。
タウトは風流な月の名所として知られる「桂離宮」(京都)をみて「涙が出るほど美しい」と絶賛。その感動を旧日向邸の設計に反映したといわれ、相模湾から登る満月にその思いを見事に再現した。
夜間の特別展示も今回が初めての試み。タウトが設計した地下室洋間には竹の照明が用意され、来場者は滅多に見ることができない夜間見学の後、眼下に相模灘を望む屋上の庭園部で”熱海の名月”を観賞した。
あいにく、この夜は雲に覆われていたものの、一瞬、雲の隙間からお月さまが姿を現すと、歓声が上がった。

◇観月祭開催日 10月7、8、9日。11月6、7、8日
◇開催時間 18:00~19:30特別ガイド 19:00~21:00観月会
◇申し込み NPO法人日向家熱海別邸保存会(050-7577-4862) 定員先着60人

◇旧日向(ひゅうが)別邸 アジア貿易で活躍した日向利兵衛が1933(昭和8)年、熱海春日町に 温泉付分譲地を購入し、翌1934(昭和9)年から1936(昭和11)年にかけて建てた別邸。ドイツ出身の建築家ブルーノ・タウト(1880~1938)が設計した地下室は、国内に現存する唯一のタウト設計の建築。2004年に市が取得。06年に重要文化財に指定された。

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アンドン説明メーン客説明地下室看板

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