56人が死亡した長野・岐阜県境にある御嶽山(おんたけさん、3067メートル)の噴火で、救助活動に従事した熱海市緊急消防救助隊の2次派遣隊7人が4日間(10月14日~17日)の任務を終えて熱海市に戻り、20日、市役所で派遣活動を報告した。中村治貴派遣隊長がパネルを使って斉藤栄市長に現地の様子を説明した。
2次派遣隊は、県緊急消防援助隊の第6次派遣隊として長野県木曽郡王滝村を拠点に、積もった雪や雨、灰、有毒ガスによる危険があるなか、2日間、マスクを着用ながら東京消防庁、警察及び自衛隊と協力し、捜索活動を実施した。しかし、16日に長野県災害対策本部が積雪や火山灰の凍結など捜索環境が悪化し、救助隊員の二次災害の危険性が高まっていると判断し、行方不明者7人の年内の捜索を同日で打ち切ると発表したことで任務を終えて帰還した。(白い着衣が熱海市消防隊、オレンジは伊東市消防隊)
◇同第2次派遣隊 ▽隊長=中村治貴▽小隊長=小原典之▽隊員=湊義和、矢代興大、寺川正俊▽後方支援隊小隊長=川口伸洋▽隊員=谷口淳一
◇写真展示 21日から1次、2次救助隊の救援、捜索活動の様子を市役所第1庁舎1階で展示する。
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