静岡県が定める「地域防災の日」の12月2日、自主防災組織を主体とした地域防災訓練が熱海市各地で行われた。実施したのは市内83自主防災会のうち46自主防災会。計1500人余りが地域ごと想定した最大規模の地震・津波に備えて自助と共助の大切さを再確認した。この内、西山町自主防災会(中村誠会長)は、64人が参加して西山町公会堂および第一小横で訓練を実施。三角巾のつくり方や使用法、埋設型消火栓の使い方、負傷者を避難所から救護所へ搬送する手順の確認などを行った。炊き出しは、同町内に住む「キューピー3分クッキング」でお馴染みの斉藤君江先生(女子栄養大学講師)も加わってカレーを調理した。
静岡県は、県民の「自助・共助」の防災意識を高めるため、1986年に「地域防災の日」を制定。県内で295人が死亡した1944(昭和19)年12月7日の昭和東南海地震に合わせて、12月第1週の日曜日に毎年訓練をしている。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
笹良ヶ台町自主防災会は緑ヶ丘公園で実施
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