熱海を拠点にEATABLE(エタブル)の革製品とEatable of Many Orders(エタブルオブメニーオーダーズ)の洋服を販売する熱海市銀座町の「EOMO store」で3月12日、スプレーで描いたシャッターアートが完成した。
描いたのはパリでシャッターアートを手がけるダミアン・プーレインさん(43)。これまでパリ、東京をはじめ、フランス、オランダ、スペイン、チュニジア、イラン、韓国などの店舗で「フェイス(顔)」をテーマに制作している。「もう一度日本で描きたい」とSNS発信したところ、知人の安藤僚子さんが多摩美大時代に同級生だった同店オーナーの新居幸治さん(43)に相談、実現した。
新居さんは多摩美大で建築を学んだ後、アントワープ王立美術アカデミー(ベルギー)でアートデザインを学び、10年ほど前から熱海に移住。バルセロナで革工芸の経験を積んだ夫人の洋子さんと同ブランドを立ち上げ、2016年に熱海銀座を本拠地にした。
同店は浜町観光通りのウインドウ越しにハンドメイドの革製品製作や、洋服のデザインを行うアトリエが見える作りになっている。しかし、定休日の日曜や夜間はシャッターで覆われているため、周辺の景観も考え、シャッターアートで彩ることにした。
同店は3月12日から17日まで東京・渋谷区で「2019秋冬の展示会」を開催。20日から24日は熱海市の同店で開催するのに合わせ、首都圏からの若い旅行者で賑わう熱海銀座にマッチした景観づくりに気鋭のオーナーが趣向を凝らした。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■場所:EOMO store(熱海市銀座町6-6 佐藤油店1F ) 0557-35-9294 info@eatableofmanyorders.com
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