元熱海青年会議所理事長でIT機器販売会社「クレヨンハウス」社長の杉山恭平氏(41)=市内清水町=は7月25日、市議会議長応接室で記者会見を開き、熱海市議補選(欠員1、9月4日告示、11日投開票)に自民党公認で立候補すること正式に表明した。
「今回の補選は、多大な功績を残された山田治雄氏の逝去に伴うもの。私は先生が住まわれた水口町で育ち、現在は先生が事務所を置かれた清水町に住んでいる。先生が長年守られた中心市街地の議席が、失われるのは由々しき事態だ。中心市街地に政治空白を生んではならないとの使命感から立候補を決意した」と出馬の理由を説明した。
杉山氏は、大学生インターンで橋本聖子参院議員(自民党)の事務所を手伝い、卒業後は橋本氏の私設•公設秘書を国会と永田町で10年務めた。「国会議員の秘書業務で培ったスキルを市政に生かし、さまざまな予算の獲得に努めたいたい」と述べ、伊豆山土石流災害の復旧・復興やITデジタル化の促進、少子化対策、教育、福祉の向上を市民協働で目指すとした。
出馬会見には、後援会長の石井倭雄氏(熱海市町内会長連合会長)、内田進自民党熱海支部長、稲村千尋同幹事長、藤曲敬宏県議が同席。石井後援会長は「彼は持続可能なまちづくりに必要な見識と真摯さを備えている。市民の代弁者として市議会に送り出したい」。内田支部長は「来たるべきIT社会、通信のインフラなど、我々の世代では追いつかないところを若い力に期待している」と話した。
同補選への出馬表明は杉山氏が初めて。他の立候補の動き失速し、無投票の公算が高まっている。
(熱海ネット新聞)
■杉山恭平(すぎやま・きょうへい) 1980(昭和55)年、熱海市生まれ。熱海第一小、静岡聖光学院中高等学校、文教大学国際学部、立教大学大学院ビジネスデザイン研究科卒(MBA取得)。橋本聖子参院議員公設秘書を経て家業クレヨンハウス入社。自民党熱海支部青年部長。妻と1男、1女。
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