東京・銀座や熱海市などの繁華街で多数の「丸源ビル」を展開し、10億円超を脱税したとして法人税法違反の罪に問われた同ビルオーナー、川本源司郎被告(86)の判決公判が11月20日、東京地裁で開かれた。前田巌裁判長は懲役4年、罰金2億4千万円(求刑懲役5年、罰金3億円)を言い渡した。
判決によると、川本被告は社長を務めた不動産会社「東京商事」=清算=について、2009~11年の所得計約35億4300万円を隠し、法人税計約10億6千万円を免れた。
川本被告は2012年3月に東京地検特捜部に逮捕、起訴され、同年6月の初公判で「全部でたらめです」と無罪を主張。その後、たびたび弁護人が交代して公判が長期化し、判決まで約5年半かかった。
熱海市にも丸源ビルは4物件あり、今後の成り行きが注目される。
(熱海ネット新聞)
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