
熱海市下多賀の下多賀神社(雨宮盛克宮司)で2日、熱海市指定無形民俗文化財に指定される「水浴びせ式」があった。鹿島水浴びせ保存会(鈴木秀彦会長)の会員と小刀を挿した地元の中高生男子(若衆)16人が「水浴びせ唄」に合わせて「水浴びせ踊り」を演舞。水役が昨年結婚した花婿に早朝汲み置いた海水を笹で振りかけて、新婚夫婦の門出を祝った。斉藤栄市長夫妻、藤曲敬宏県議もお祝いに駆け付けた。
下多賀地区で伝承される儀式で、前年に結婚した若者が円満な家庭を築くように祈願する。山本嘉明氏子総代長によれば、文政9年(1826年)以来、190年続く伝統儀式だという。
今年は下多賀の鶴淵浩二さんと志穂さん、古屋聰馬さんと恵美子さん、田原本町の櫻井清孝さんと彩耶さんの3組が参加した。毎年1月2日の新年祈願祭に続き行っている。
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