
◇アクサ・レディース第1日(27日、宮崎県UMKCC=6494ヤード、パー72)
昨年優勝の渡辺彩香(21)=ユピテル=が4バーディ、ノーミスの68で回り、酒井美紀とともにトップに1打差の3位で発進した。イ・ボミ(韓国)とO・サタヤ(タイ)が5アンダーの67で首位。2週連続優勝を狙う飯島茜は1アンダーの16位。開幕戦以来の出場となった香妻琴乃はイーブンパーの30位。
相性とはこういうものなのだろうか。開幕から3戦連続予選落ちと苦しんでいた渡邉彩香が、これまでとはまるで別人のようなゴルフを展開した。「アイアンショットは自分の距離をイメージ通りに打てるようになった」と、全般的にショットは安定し、グリーンを外したのは数回だけ。「ティーショットも良かった。飛距離も出ているし、薄く当たっても、前より飛んでいた」と、ドライバーも完全に復調。しかも進化を遂げている。今までの渡邉は何だったのかと、思ってしまうほどだ。
それは、舞台が大きく作用しているように感じる。「ここは一番好きなコースと言ってもいいコース。今まで調子は悪かったけど、コースに着いた時になんか楽しみだと感じました。昨年優勝したし、良いイメージだけ持ってやれている」。渡邉を蘇らせたのは、このコースだったからと言ってもよい。巡り合わせの妙。なんだか、すべて渡邉のためにお膳立てされているような気がしてならない。
文と写真=LPGA
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