
活況が続き、市の基幹産業である旅館やホテルで働き手が不足していることから、熱海市は首都圏の大学生や短大、専門学校生の新卒者を対象に「もっと熱海でお仕事バスツアー」を開催した。東京、横浜からバスを仕立て、就活中の新卒学生を熱海に招待。実際に市内のホテル、旅館に宿泊してもらい、就職面接にこぎつけようという斬新な企画だったが、参加したのは定員(24人)を大幅に下回る2人だった。
平塚市の専門学校でブライダルを専攻する女子(20)と藤枝市の静岡大1年の男子(19)。大学生は将来を見据えた企業見学だけのため応募者は実質1人。このため、バスは女子学生が住む茅ヶ崎市からの発着に変更になった。初日の24日は採用を希望するホテル・旅館3社を見学し、先輩社員などから会社の仕事内容の説明を受けたのち、体験宿泊した。25日は残り2社を訪れ、最後は女子学生が希望する社の面接試験を受ける。彼女がどこの社を選択するかも興味深いが、あらためて新卒学生獲得の難しさが浮き彫りとなった。写真=秀花園 湯の花膳
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