
熱海梅園の中山晋平記念館の庭で濃いピンク色をしたサルスベリ(百日紅)の花が見ごろを迎えている。お盆休暇の混雑を避け、遅い夏休みをとった観光客らがゆったりとした時間を楽しんでいる。
百日紅はその名の通り、7月の盆頃から9月彼岸あたりまで約100日間紅色の花を咲かせることから付いたというという。樹皮のはがれた部分がつるつるしているところから、「猿も滑って落ちる→猿滑り」が、その名の由来という説も。夏の日差しを受けた鮮やかなピンク色と緑の葉、青空のコントラストが、見る人を魅了する。若者でごった返す熱海サンビーチとは違った「大人の時間」が満喫できる。
◆中山晋平記念館 大正初期から大衆音楽の普及に大きな足跡を残した作曲家「中山晋平」は、第二次世界大戦が激しくなった昭和19年、東京・中野区から熱海市に移住し、昭和27年に亡くなるまで市内西山町に居住した。現在は、熱海市が居宅を梅園内に移築して入館無料で一般公開している。
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