
熱海グローリーワイズメンズクラブ(藤曲敬宏会長)は29日、「市民ふれあいウオーキング」を開催した。一般市民を対象に、毎年開催している恒例イベントで、今年は「多賀、網代」にコースを設定、参加者53人が南熱海の隠れた名所を歩いて回った。
午前10時10分に伊豆多賀駅を出発した参加者は、多賀神社、タニグチ建創、倉田家伊豆石の蔵、与謝野晶子歌碑、千人石、ブルーノ・タウトの旧居跡とまずは上多賀地区をウオーキング。うみえ~る長浜での昼食をはさみ、午後は長浜松並木、秋葉灯籠道標、羽柴右近刻石、山頭火句碑のある下多賀へ。旅館平鶴を経て大縄海水浴の山縣有朋の歌碑を鑑賞。網代では、大正時代に日本の金持ち100人に選ばれた網代の網元「国登録有形文化財・平正(ひらしょう)邸」を訪ね、1日限りの特別公開をしてもらった。午後3時に網代駅で解散になったが、歩行距離は約5キロ。
観光ブックには載っていない名所がほとんどで、参加した市民たちはあらためて熱海の奥深さを実感。この日は参加者が4つのグループに分かれ、各グループにボランティアガイドが1人ついて回り、時代背景や、保存状態などを分かりやすく説明してくれた。伊豆山、熱海市街、初島、南熱海など毎年コースを入れ替えるそうだが、海岸線に近い多賀・網代は平坦で歩きやすく、潮風も心地よい。ウオーキングには最適だ。
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