
第21回全国梅サミットが12、13の両日、菅原道真公ゆかりの福岡県太宰府市であった。梅を観光や農業生産資源とする熱海市や奈良市など全国13市町の首長や副首長が参加して開かれ、交流を深める中で、新たな梅文化の方向性を探った。熱海市からは斉藤栄市長と角田美佐子観光経済課長が出席した。
サミット(首長会議・総会)は太宰府天満宮近くの太宰府館で開かれ、「梅を活(い)かした観光や産業振興における課題と対策」と題して意見を交換。斉藤市長はロケ支援の「ADさん、いらっしゃい!」が誘客に貢献していることを紹介し、「観光梅の位置づけで、放送媒体のニュースやドラマに取り上げてもらうよう担当職員を置いている」「熱海梅園の梅と糸川沿いのあたみ桜を合わせてPRし、朝の天気番組で取り上げてもらい、全国的に広まっている」などと発言した。
梅が咲きほころぶ太宰府天満宮での記念講演では、太宰府天満宮の味酒安則禰宜(ねぎ)が「太宰府と梅」と題して講演した。
来年度は神奈川県湯河原町で開かれる。
◇梅サミット 熱海市、奈良市、水戸市、安中市(群馬)、青梅市、小田原市、太宰府市、知多市、伊豆市、越生町(埼玉)、湯河原町、みなべ町(和歌山)、若狭町(福井)の計13市町が加盟。第1回開催は1995年熱海市。
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