
◇東建ホームメイトカップ第1日(16日・三重東建多度CC名古屋=7081ヤード、パー71)
年またぎの2連勝がかかる宮本勝昌(42)=ハートンホテル=がバーディ、3ボギーの67で回り、首位に3打差の10位で今シーズンのスタートを切った。市原弘大が7アンダーで首位。1打差の2位にT・オー(米)がつけ、5アンダーの3位で近藤共弘、河井博大ら7人。選手会長の池田勇太は宮本らとともに10位。昨季の賞金王、小田孔明は、前年優勝の宮里優作とともに1アンダーの50位と出遅れた。
プロ20年目の42歳とて、「いくつになっても甘えん坊じゃないけれど。開幕戦は、何年たっても緊張するもの」。どの選手にとっても心が震えるこの瞬間。2015年の開幕戦の初日の第1打は、ツアー8勝の実力を持ってしても、出だしから、「手が震えていた」という。
「動きに滑らかさがないというか・・・。なんだか、カクカクしていた。シリーズの18番くらい震えていた」。
昨季のツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」に続く、年またぎの2連勝がかかる宮本。
昨年覇者の優作に続く快挙のチャンスも、本人にはとてもそれどころではなくて、案の定インスタートの10番から連続ボギーに、よぎった嫌な記憶。
あれは2008年。「忘れもしない。遼ちゃんが、デビューをした年ですよ」。やはり初日に10番からのティショットで「ダフってレディスティまでしか飛ばなかった」。
当時のドライビングディスタンスの計測でも「88ヤードしか、飛んでなかった」。詰めかけた大ギャラリーの前で、大恥をかいた。最終日こそ開幕戦Vを飾って名誉挽回を果たしても、初日の失態は今もトラウマである。
「今日も、またティショットを左に落としてしまって。プロに向かない性格なのか・・・」などと、いまさらな葛藤も、そのあと後半は2番からの4連続バーディでも、振り払うことも出来ずに、最後まで緊張したままだったという。
「この分だと、シニアになっても緊張してそう」と苦笑い。
4アンダーの10位タイも「ここ数年で、一番良いスタート」としながらも、欲はない。「最近は、人のことにもかまってられない。とにかく自分がいかに、毎日しっかりアンダーパーで回って来れるか」。この初々しさこそいつまでも、第一線で活躍する原動力だ。
(文と写真=日本ゴルフツアー機構)
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