
12日の県会議員選挙の熱海市選挙区に当選した藤曲敬宏氏(48)=自民=への当選証書付与式が13日、市役所第3庁舎会議室で行われた。市選挙管理委員会の石井拓治委員長が手渡した。任期は5月1日から平成31年(2019年)4月30日までの4年間。
相手候補者を支援していた斉藤栄市長は「大変な激戦を制して当選されました藤曲新県会議員、本当におめでとうございます」と祝辞を述べ、「今熱海は徐々にお客様が増え、にぎわいを取り戻しています。しかし人口問題をはじめ、熱海が取り組まなければいけない課題が多々あります。そういった中で、県政の力は不可欠になってまいります。新たな県会議員になられました藤曲議員におかれましては、市と県のパイプ役になっていただくことを強くお願いいたします」と歩み寄りをみせた。
これに対し、藤曲氏は「選挙が終わったらノーサイドです。今回のような一騎打ちになると、熱海の過去の例をみますと、遺恨を残したり、いろんな感情が残ったりすることがありました。これは市民にとっても不幸です。私は相手候補を含めて、熱海市政のために働くという気持ちでスタートしております。市民ために精一杯働かせていただきます」と淡々と話した。
付与式を終えると、市長は藤曲夫人や後援会幹部のもとに足を運び、「おめでとうございました」と手を差し伸べた。後援会幹部から「市長、ノーサイドだよ」の声がかかると、市長は「ノーサイドは市長が決めることではないですから」と軽快に答え、笑いが起きた。藤曲氏は「私は選挙期間中から、選挙が終わればノーサイドと話していた。政調会を設けるなどして市民のために協力していきましょう」と応じ、市長と握手を交わした。
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