
雅楽を聞きながら十五夜をめでる「仲秋の観月祭・演奏会」が27日夜、来宮神社であった。毎年、四季を通じて最も月が美しく輝いて見える「仲秋の名月」の日に開かれる恒例行事。観月祭が始まった午後6時30分には、厚い雲に覆われ、心待ちしていた美しい月は見られなかった。しかし、雨宮盛克宮司が神事を執り行い、藤曲敬宏県議、参列者が玉串を捧げ、巫女が「悠久の舞」をささげると、にわかにお月さまが姿を現した。
参拝者は本殿前に設けられた椅子に座って月あかりの下、風流な雅楽や琴、雅舞を楽しみながら、お月見を堪能した。
◆雅楽 古代中国や朝鮮半島から伝わり、宮中で花開いた。1330年以上の歴史を持ち」「世界最古のオーケストラ」とも呼ばれる日本の伝統芸能。この夜は
宮内庁関係者など20人の楽師が笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)、琵琶、太鼓などを奏でた。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。