
◇樋口久子Pontaレディース第2日(31日・埼玉武蔵丘GC=パー72)
19位から出た渡辺彩香(22)=ユピテル=が6バーディ、1ボギーの67で回り、通産5アンダーで前日首位のアマチュア畑岡奈紗(16、茨城・翔洋学園高)、茂木宏美と並んで首位に立った。渡辺は4つのパー5で3つのバーディーを奪い、プロの実力を見せつけた。畑岡はこの日も1イーグル、3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの71で回り、ギャラリーを沸かせた。武尾咲希と藤本麻子が1打差の4位。さらに1打差で鈴木愛、馬場ゆかり、永峰咲希ら5人が6位につけた。
これが当然といわんばかりに、渡辺彩香は口を開く。「プロなので負けられない。いや、負けてはいけないと思います。しっかりと優勝争いをしなければダメ、と自分に言い聞かせながらプレーした。そう思えたのは、成長の証でしょうか。もし、ここで優勝できれば、ものすごい自信になります。とにかく、残り試合であと1勝はあげたいですから」。淡々と話している。この日のベストスコアをマーク。圧倒的な飛距離のアドバンテージを生かし、4つのパー5で3つのバーディーを奪った。「第1日、パー5でひとつもバーディーが獲れなかった。ちょっとしたミスで、流れを悪くしたようですね。結局、バーディーを獲りたいという気持ちが強すぎたのかも…。ということで、きょうは1、9、18番など、パー4のつもりでプレーしました」と切り替えたという。
もちろん、調子も悪くはない。「風邪気味で鼻がつまっている以外、体の切れなどはいつもよりいい感じ。今週から替えたドライバーのおかげで、左へ曲げるミスがなくなった。安心感が増している。リラックスしながら、プレーできていることも、いいスコアにつながったのでしょう」。最終日、最終組で優勝争いを演じる、畑岡について、「第1日、ノーボギーでラウンドしたことはすごい」としながらも、「最終日は自分に有利だと思ってプレーします。ぜひ、パー5でイーグルを獲りたい」と気合が入っていた。
文と写真=LPGA
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。