
温泉に感謝を込めて、沿道の人々が盛大に神輿に湯を掛ける第22回「湯かけまつり神輿パレード」が23日夜、熱海・泉公園で開催され、多くの観光客や地域住民がかけつけた。
湯河原町の不動滝を午後7時に出発した芸妓神輿、宿泊客の女性神輿、湯河原睦会、素鳶、巽連の5基の神輿が、見物客からお湯をかけられながら2・5キロを練り歩いた。沿道には温泉の「湯」が入った樽(1000樽、約60トン)が用意された。
午後9時過ぎに藤曲敬宏県議、田辺国治副市長、杉山利勝議長、高橋幸雄前議長、佐藤元昭熱海温泉組合長らが待つフィナーレ会場の泉公園に到着。泉太鼓や「どっこい」「どっこいそーりゃ」の神輿甚句が響き渡るなか、勇壮な練りがいくつも重なり、まつりは最高潮に達した。
◇湯かけまつり
江戸時代、将軍家や大名家に湯河原の温泉を献上する「献湯神輿」出発の際、道中の安全を祈願してお湯をかけてお祓いする儀式を再現。熱海市の伊豆湯河原温泉観光協会(渡邉宗男会長)、同旅館組合(藤森健司理事長)が協賛。
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